2014年09月05日

散茶とは?


 散茶(さんちゃ)というのは、餅茶、沱茶のように固められていないお茶のことです。日本茶は茶葉がバラバラの状態が普通ですよね。それと同じ状態が散茶です。



 それでは、なぜ散茶なんてものが出てきたのでしょうか?

中国のプーアル茶は奥深い山で作られ、餅茶のように固められて都市まで輸送されてきました。その方が経済的だし茶葉の品質を劣化させることがなかったからです。散茶が現れ始めたのは1950年頃だと言われています。輸送手段も発達し、できるだけ鮮度の良い状態で茶葉そのものの味を楽しみたいという要望を満たすことができるようになり、散茶が生まれたようです。



 それでは、散茶の良さと良くないところを説明します。

 散茶の良さは、次の2つです。
1.作りたての花のような香りを楽しめます
2.緊圧加工時に起きる茶葉の変化を心配する必要がない



それでは、散茶の良くないところも2つあります。
1.茶葉が空気に触れるので酸化や劣化が進みやすい
2.茶葉を緊圧加工していないのでかさばる



 プーアル茶は、長い時間をかけて茶葉の味や香りが変化していくのを楽しむものなのですが、散茶はできるだけ取り立ての味と香りを楽しむために考えられたものなので、これまでのようなプーアル茶と同じ楽しみ方をしない方がいいようです。



 高級な茶葉を散茶の状態で緊圧茶と同じように、長く熟成させたものも出ています。これは、とても芳醇で飲みやすい味わいになっているようです。固形のものを崩す手間がないので、扱いやすく手軽に飲めるのが散茶のよいところかもしれませんね。



散茶を最も大量に消費しているのは、香港や広東の酒店だそうです。ただ、使う量が多いのでグレードの低い茶葉しか使っていないので、美味しくはないそうです。お客さんがそのお茶で、箸やレンゲ、茶碗などを洗うのに使うようです。


posted by p-tea at 17:52| プーアル茶とは? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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