2014年08月21日

餅茶、沱茶、磚茶の違いとは?


餅茶というのは、茶葉を圧縮し固めたもので、緊圧茶と呼ばれると説明しました。

緊圧茶には、その固め方によって名前が違います。緊圧茶の代表が餅茶で、その他に沱茶(とうちゃ)、小沱茶(しょうとうちゃ)、磚茶(せんちゃ)などがあります。各々について、簡単に説明します。



 沱茶(とうちゃ)

 沱茶は、お椀型に固められたお茶です。お椀の形をしていますが、丸いへこみがあるので、そのへこみ部分から飲む分だけ崩していきます。残ったものは、その形のまま保管します。形を崩さないので、茶葉の熟成が進むために、長い期間にわたってお茶の変化を楽しむことができるのです。



 小沱茶(しょうとうちゃ)
 
 沱茶の小さいもので、ひとつのブロックをそのまま使うことができます。茶碗などに入れて、お湯を注いでやると、そのうちブロックがきれいな茶葉にほぐれてきます。使い勝手がいいお茶ですね。しかし、沱茶のように、茶葉の熟成を楽しむことはできません。


 
 磚茶(せんちゃ)

 磚茶は、布で絞り固めわれる餅茶や沱茶とは違って、木や金属の型を使って四角いブロック状に固められたお茶です。ブロック状のまま保管熟成させ、飲む分だけ崩して使います。沱茶と同じように、長い期間をかけて味の変化を楽しむことができます。



 それでは、餅茶、沱茶、磚茶に違いはあるのでしょうか?

ただ形が違うだけなら、何も面白くないですね。形によって、お茶の味が微妙に変わるのかもしれませんね。


 実は、一流の原料は沱茶になり、二流の原料は餅茶になり、三流の原料は磚茶になると言われているのです。なので、沱茶が最も高級なお茶で、次が餅茶、もっとも低級なのが磚茶なのだそうです。しかし、これは過去の話で、現在では、沱茶だから高級だとは言えなくなってきているそうです。買う時には、茶葉をよく見て、できれば試飲させてもらってから、決める方が良いということです。


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2014年08月07日

餅茶(へいちゃ)とは?


プーアル茶の代表的な形として、餅茶(へいちゃ)、沱茶(とうちゃ)、小沱茶(しょうとうちゃ)、磚茶(せんちゃ)、散茶(さんちゃ)などがあると説明しました。まずは、代表的な形である餅茶(へいちゃ)について説明します。



 餅茶(へいちゃ)とは?

 餅茶は、製茶する過程で茶葉を圧縮し固めたものです。そのため、圧縮し固めた茶葉のことを緊圧茶と呼んでいます。固めないでばらばらの状態の茶葉のことを散茶(さんちゃ)と呼んでいます。



 餅茶について説明する前に、中国における茶葉の輸送事情を説明しておきます。
中国でお茶が生産されるのは、ほとんどが高地です。しかもお茶が消費されるのは、北京や上海と言った平地あるいは海に近い大都市です。お茶が採れる辺鄙な高地から大都市まで、散茶の状態で運ぶと運搬途中で湿ったり砕けたりすることが多いので、茶葉を圧縮し固める技術が発達したのです。運搬に便利なだけでなく保存状態がよくなることで、長期保存ができるようになったようです。特に、唐代から宋代にかけて緊圧茶が主流となり、圧縮成型技術も格段に進歩しました。
 


 そんな緊圧茶の代表が餅茶です。餅茶の一般的なサイズは、直径約20センチ、重さ約350グラム、中心部分の厚み2.5センチくらいの円盤状に固められたお茶です。日本の正月によく見るお供えの丸餅のような格好をしています。なぜ餅茶というのかというと、中国では、手の平で茶葉をひろげて固めることを餅にすると言うことから、餅茶と呼ばれるようになったようです。



 餅茶の中でも有名なのが七子餅茶で、7個の餅茶を竹の皮で包んでまとめられたもので、長期保存に適しています。


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